47年の芸能生活の中でシングル盤だけでも124枚を世に出してきた歌手、石川さゆり。
歌に登場する、それぞれの女性の心情を正確な描写で表現し、歌ってきました。
例えば「津軽海峡・冬景色」で石川さゆりが歌うのは、自ら別れを告げる自立した女。
例えば「天城越え」で歌うのは、愚かなまでに愛してゆく女。
歌手として124人以上の女性を歌ってきただけでなく、
舞台でも「愛八」や「蝶子」や「瞽女のたまえ」などたくさんの女性を演じてきました。
とはいえ、不思議なことに、そのすべてが「石川さゆり」なのです。
今回の展示では、歌手としてだけでなく、表現者石川さゆりのこだわりにスポットを当て、
歌や舞台に登場した女性像を軸に「石川さゆりのつくりかた」を解剖していきます。
あなたは、どの「石川さゆり」が好きですか。
もっと深く知りたいと思われたら、
彼女が選書した約100冊の本をお薦めします。

いしかわ さゆり

石川さゆり

歌手。熊本県生まれ。1973年のデビュー以降、「津軽海峡・冬景色」、「天城越え」、「能登半島」などヒット曲多数。NHK「紅白歌合戦」では紅組最多の41回の出場を誇る。124 枚目のシングル『酒供養~縁歌バージョン~』も好評。「和の心」を基に尽きせぬ歌への好奇心で常に新たな音楽を紡ぎ出している。近年はジャンルに捉れない、さまざまなアーティストとのコラボレーションが話題に。
平成最後の年、2019年3月20日には日本の音楽「民謡」をモチーフにしたオリジナルアルバム『民~Tami~』を発表。日本のみならず、世界からも注目を浴びている。2007年12月 文化庁芸術祭大賞、2018年3月、芸術選奨文部科学大臣賞をはじめ、受賞歴多数。
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